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20110624 from KITATODA
- KITATODATORONTO(連載終了)
- 2011.06.24 Friday
from KITATODA
湯本佳奈江
手創り市
http://www.tezukuricihi.com
【お財布のように工房を】その2
- お財布のように工房を(連載終了)
- 2011.06.24 Friday
written by ANDADURA
こんにちは。ANDADURAの山本です。
早速ですが、まずはこの写真をご覧下さい。
これは、益子に引っ越し中の電車で記した益子工房の青写真。
乗り物の中で記したという一点のみを取り上げると、
坂本龍馬の船中八策のようなものと、勝手に自分では思っていたりする。
こんな汚いものを船中八策と思い込むとは…と思われるかもしれません。
僕もそう思います。実に汚いスケッチだ事…と。
しかし、自分でコツコツやるのだから、誰かに伝える必要は無いのである。
勿論必要があればもっとましな絵を描きます。
新工房のポイントは、気持ちよく作業をする事。(漠然としてますね。)
極力ものは少なくする。パソコンの椅子と作業の椅子は一台でオッケー
な配置にしたり
ミシン椅子もそう。窓があるので、たまには景色が見れるようにしよう。
あとは、やりながら考える…
ここでひとつ、前の職場での話。
前の職場は30名程の革工房で、3つのフロアで制作しており、
各階にミシンが6台程あった。終了と共に掃除をするのだが、
1日使ったミシンたちは、おのおのが使いやすい様にする為、
少しランダムな配置になる。
しかし、終了の掃除では、ぴしっと90度にミシンをセッティングし直すのである。
ランダムな配置が使いやすいのに、ランダムを取り入れた配置を考えればいいのに…
と思った。
僕の工房が、ランダムさを取り入れるだろう。
こればっかりは、作業をしながらでないと分からない。
工房を整備するのは、効率よく作る為だから、動線が一番重要なのである。
そして、効率化というと眉をひそめる人もいるが、
気持ち良く動き、テキパキ出来る工房は気持ちが良い。
身体が喜ぶ効率化。
そして前工房で、何を効率化して、何をしないかには、ずっと考えていたから
それを試しながら、じっくり作ってゆこうと思う。
そして、そんな作り方には完成なんて無いのだから、さて、どうしたものか、である。
【そして、このブログのタイトルは『お財布のように工房を…』。そんな話は次回につづく…】
などと言っておきながら、まったく触れずにここまできてしまった。
上の話はお財布を作る話なのです、実は…と逆説的に締めてみたい気もするが、
まったく強引すぎる。
お財布は、何もお財布を作ろうと思って作っているのではなく、
その先のものことを考えながら、作る。使う人だったり、使われるシーンを…
そう、先にあるののを考えて作るのだから、工房と同じなのだ。
どんなふうに動き、どんな時に景色を見て、気持ちよく作業出来るように…
そんなふうに、お財布を作るように、工房も作ってみたいと思う。
そして、目敏い人は、「お財布にも完成など無いの」か?と聞かれるだろう。
それには、完成など無いと思っていた方が、完成に近づく事が出来るのだ、
と答えるだだろう。
そして我が家に現れた益子富士。この正体はいったい?
という訳で、次回は実際に作る所をご紹介出来ればと思います。
つづく…
手創り市
http://www.tezukuriichi.com
20110618 from TORONTO
- KITATODATORONTO(連載終了)
- 2011.06.19 Sunday
from TORONTO
machidasaki
手創り市
http://www.tezukuricihi.com
【お財布のように工房を その1】
- お財布のように工房を(連載終了)
- 2011.06.19 Sunday
written by ANDADURA
はじめまして、山本です。
ANDADURAという屋号で、革小物を制作しております。
手創り市、ARTS&CRAFTでお会いした方もいらっしゃるかもしれませんが、はじめまして!
手創り市、ARTS&CRAFTでお世話になっている、主催の方より手創り市サイトで記事を書いて
みないか、とのお誘い。
というのも、少し話は遡り、以前工房訪問で、インタビューして頂いた時、「益子で制作したい。」
と淡い期待を語っておりましたが、ようやく、 物件も決まり、年明けのバタバタに紛れつつ、工房
を益子に移したのが、3日前の話。
益子では工房から自分で作ると豪語しており、それを聞いた、主催の方が、「工房を作るまでの
記事を書いてみませんか?」とのお誘い頂いた、という訳です。
勿論、少し考えて(何か決める際は2日寝かせるというインディアンの話を聞いてから、心は決まっ
ていても1日は寝かすという習性が身に付いてしまっており、)「書かせて下さい!」と答えたも
のの、どんな人が読むのだろうか、などと考えると筆はとまり、曇天が頭上に立ちこめるといった
様相、という訳で、楽しんで書かせてもらう事にします。
まずはここに来るまでの、引っ越しの顛末からつらつらと…
引っ越し前の我が家、恐ろしい位、素早い引っ越し作業員の方にありがとうと言いたい位、
素早く引っ越し。2時間という素早い、作業時間は感傷に浸る暇はなく、あっけなく。
しかし、家を引き払い、次の家に向かう間の一日は、どこにも属して無いという感覚が、とても
心地よく、改めて思い返すと、高速のパーキングエリアが好き、だったりと通り過ぎてゆく場所、
事が無性に好きなのでした。
そして着いて2日目で、いきなりこの景色。そして雪が伝えてくれるように、この温度差よ。
現在の工房の姿はといいますと、
あくまでも、とりあえず制作出来る環境を整えただけで、上のミシンの部屋にすべてを移す予定。
ミシンの部屋の半分は下が土で、ここにセメントを流す所から、工房制作がスタート。
この辺りをつらつら書いてゆきます。
劇的ビフォアアフターに準えると、上の写真達はビフォアですね、そしてさらに、劇的ビフォア
アフターに準えると、アフターは、観客の「おー」という声援を生み出さなければならぬ、事実
を思い出し、ハードルを上げたな、とどきどきしておりますが、自分の使いやすい工房にして
ゆきます。
制作もしながら、空いた時間で少しづつ、進めてゆきますので、1ヶ月になるか、半年かかる
かは未知ですが、どこかで工房が作られているんだな、とたまには思い出し、ご覧頂けたら
嬉しいです。
少しづつの変化ですので、「おー」という溜め息は出ないかもしれませんが、しばらくお付き
合い下さいね。
そして、このブログのタイトルは『お財布のように工房を』。
そんな話は次回につづく…
手創り市
http://www.tezukuriichi.com
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