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  • 2014.02.15 Saturday

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お知らせ

諸事情により、今週いっぱい「つづる」の更新をお休みさせていただきます。
楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ございません。

どうぞよろしくお願いいたします。

手創り市
http://www.tezukuriichi.com





新連載「作文」 ANDADURA (10月31日)



ANDADURA HP http://www.andadura.net/



はじめに 〜ヘミングウェイにはなれないのだし〜


こんにちは。ANDADURAの山本です。
お久しぶりです。前回の連載から早数ヶ月、現在は完成した工房で制作
に励んでおります。

控え室にいたところアンコールが聞こえてきましたので、こうやってノコノコと
登場してきたわけです。(アンコールありがとうございました。)

今日は新しい連載の第一回目ですので、第一回目の性として、第一回目
的な事をあれこれ書きたいと思います。

まず連載のタイトルは、ストレートに「作文」です。
何がストレートなのかというと、作る事についての文章、略して「作文」という
わけです。
日々作る事を通して感じる事、関係ないかもしれないけど、もしかした
ら繋がっているかもしれない事柄、ほとんど関係ない話や、少し俯瞰的に
見たものづくりなどを、書いてゆきたいと思います。
希望よりは具体的で、信念というよりはあやふやな記事になるのでは、
と感じております。

そして、今回正直に申しわげるならば、少し緊張しております。
それもそのはず、自分のものづくりを初めて1年半の若造が、作 る事に
ついての文章をこうやって公の場にさらす訳ですから、とても恥ずかしのです。

そういう「○○について」って、その道を究めた(と認識されている)
老練な書き手が書くのが世の常で、若造が堂々と書くとどういう風になるか
を想像し、恥ずかしがっているのです。

それでは、どういう風になるのか?
老練の書き手が半生を振り返った場合
(老練の書き手と書くとヘミングウェイの顔が浮かぶのは僕だけでしょうか?)
その年月の中で、ふるいにかけられ残った知見を語れるわけです。少なく
とも時間による検証に耐えた事が語れるのですが、
若造の場合どうなるか?村上春樹さんのエッセイの中に
「誰にミック・ジャガーを笑う事ができるだろう?」
というお話があります。少し引用しますね。

「ミック・ジャガーは若いときに「四十五歳になって『サティスファク
ション』をまだ歌っているくらいなら、死んだ方がましだ」
と豪語した。しかし実際には彼は六十歳を過ぎた今でも『サティスファ
クション』を歌い続けている。」
(村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』より)

そう、若造が早々に自分の事をさらす場合、ミック・ジャガー化は避け
られないのである。
皆こんな事はきっと言っているだろうけど、記録として残るか残らない
かの、違いである。
こわやこわや。という訳でドキドキしている。

しかし若造が書く場合にも良い事はある(と願いたい)。
ヘミングウェイ(ヘミングウェイになってるし!)が半生を書く場合。
時間の検証に耐えたもののみが綴られる事になるのだが、
そこには、時間の検証に耐えられなかった塵芥はすっかり残っていないのだ。
だから若造が書く場合その消え去った「ゆらぎ」みたいなものの書ける
のでは、と密かに期待している。
というかそれ以外にヘミングウェイには勝ち目はないのである。

僕は今。素っ裸でステージに立っている。恥ずかしいなんて言ってられ
ない。曲は始まったし。どう歌うか、だ。
しびれるステージになれば嬉しい限りである。(とここまで読んでみ
て、すでにミック・ジャガー化しているであろう事実に愕然とした。)
かっこ良く書こうなんて、考えず、思う事を書く事にしよう。
どうせ、ヘミングウェイにはなれないんだし…

と、言い訳にも懺悔にも似た、第一回目。
隔週で一年間続く予定です。全24回。
(24回もミック・ジャガーになるのか、くらくらしてきた。)
お付き合い下さいね。ロックステージとしゃべりばの中間のものごとを
眺めるようにご覧頂けたらと思います。

それでは、紙数が尽きてきました(気に入った。毎回使おう)ので、
また再来週にお会いしましょう。



※本連載「作文」は月曜隔週連載となります。
 次回の更新は11月14日となります。
 是非ともご覧ください。


手創り市
http://www.tezukuriichi.com 






おせちのつくりかた (10月29日)



夕顔 藤間夕香 http://www.fujimayuka.com


「おせちつくりのきっかけ」


夕顔という屋号にて、季節の野菜に重点を置いた料理を作り、それを仕事としています。


今日より「おせちのつくりかた」をつらつらとつづってゆきます。
全5編の短期連載となりますがご覧いただけましたら嬉しいです。

第一稿「おせちつくりのきっかけ」というタイトルではありますが、
「きっかけ」というくくりはあるようでないような、
考える程に難しいのですが、思う事を書いてゆきます。


日本の風土、慣わし、ものの所以に心ひかれます。
人の知恵と風土が寄り添って、時とともに今に至り、残るもの。
四季ごとの風景、旬の素材を愛でる暮らし。
それは私が料理を作る原点にとても近いです。

「おせち」はその中のひとつ。

極端な言葉にすると、
今日玄関に季節の花を飾る事と、おせちを作る事は
自分の中ではさほどの差はないような感覚です。
強いて言えば、それが「きっかけ」。





おせち作りも今年で8年目。

今年は木工作家・橘友博さんに重箱をいちから作って頂いたり、
(橘さんには、この連載にもご参加頂きます)
連載があったりと、いつもは自分の中でのみ感覚で分かっている部分を
改めて言葉にしてみる事で、発見もあり面白いです。


ああ、師走は きっともうすぐそこ。


次回は「おちせについて」をつづってゆきますね。
どうぞ宜しくお願い致します。


※本連載は隔週土曜日更新となります。
 次回の更新日は11月12日
 是非ともご覧ください。


手創り市
http://www.tezukuriichi.com






KITATODA20111028



from KITATODA
湯本佳奈江










※KITATODATORONTOは
 毎週金曜日更新となります。


手創り市
http://www.tezukuriichi.com






∴ 新連載 「作文」

どうもこんにちは、編集委員の名倉です。
夕顔藤間さんによる「おせちのつくりかた」に引き続き、「∴ つ づ る」の新たな記事がはじまります。

その名も「作文」。

ここで直球なタイトルの理由は言わないでおきましょう。
作文の著者はご存じANDADURA山本氏。
文をつくる事がはっきり「好き」と言い切り、前回の連載「お財布をつくるように工房を」を終えた
彼による新たな連載がはじまる。
ひとまずマウンドを降りた彼が、多くのアンコールによって?今度はまた一味違ったリングへ
あがることに。

「作文」、こうご期待! 



∴ つ づ る 「作文」
著者:ANDADURA HP http://www.andadura.net/

※本連載は隔週月曜日、連載の開始は10月31日(月曜)となります。

・・・・・

手創り市
http://www.tezukuriichi.com