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たゆたう日記 10月28日
- たゆたう日記(毎週金曜更新)
- 2012.10.28 Sunday
タユタフ(わたしのお店)のショップカードのイラストや、この「たゆたう日記」の表題部の
イラスト等も手がけていただいている田口美早紀さん(気まぐれに「おたぐち」というお名前
でも活動中)の個人展覧会を、11月3日より、北陸でも開催していただくことになりました。
個展のタイトルは『宙ふとん』。
タユタフ発信、初企画、となります。開催地は福井県のmoji(カフェ)。
わたしのお店で一番人気なのはショップカード、というくらい(笑)、田口さんの描いてくだ
さった絵がお客様から絶大な支持をいただいておりますおかげで商売繁盛で、わたしもとても
気に入っています。
お店やわたしの雰囲気ともよく合ってるね、とみなさんおっしゃってくださるし、
勇気を出してお願いしてよかったなあと思っています。
そうしてついに個展まで開いていただけるなど、ショップカードをお願いした1年前には思っ
てもみなかったことですが、今はとにかく皆さんに、田口さんの世界を観ていただけるよう、
知っていただけるよう、わたしは応援するだけだけど、できたらいいなぁと思っています。
田口さんとの出会いは話せばちょっと長くなるけれど、お話します。
数年前、わたしは大阪の写真の学校へ通っていたことがあって、その時に仲良くなった「あや
や」って子と今もずっと友達なのですが(彼女は大阪在住)、そのあややがわたしに『ロマン
チック公園』というイラスト作品集、今どきの呼び方でいうならZINE(ジン)をある日プレゼ
ントしてくれたのです。
ぜったいに好きだと思うから。と言って、くれました。
あややとは写真学校の説明会の時に初めて会ったのだけど、そこでもう私たち、すっかり意気統
合してしまって、それからずっと、仲良しです。学校に通っているときは共に苦しみ、悩み、励
まし合いながら作品創りをしました。ああ、あの時は苦しかったよね、オエー、と思い出したら
吐きそうになるくらいの日々でもあったけど、なんだかんだでいい経験ができたし、表現って
何、ってこともなんとなくわかったし、楽しかったし、それになにより、このあややと出会えた
ってことがいちばん、大きかったな。写真はうまくならなかったけど。
そんなあややがわたしに贈ってくれた『ロマンチック公園』。
創られたのが〔おたぐち〕さんと〔makomo〕さんというイラストレーターのお二人でした。
(合同作品集なのです、タユタフでもお取り扱いしていますよ。よろ。)
あややの予想どおり、わたしはこのイラスト集が大好きになり、ページを開いてはニヤニヤして
いました。
(ちなみにお二人は大阪在住。現在も大阪で2人展『コメ』開催中です!)
中でも気になったのはおたぐちさんの絵で、後からじんわり効いてくるというか、虜になるとい
うか、単純に可愛いってだけじゃない、その不思議な魅力にすっぽりとはまってしまい、
おたぐちさんのブログ「毛玉ブログ」も欠かさず見るようになりました。
文章もおもしろいし、添えられているイラストがたまらなくツボで、萌え〜!とひとり、嬉し
もだえる日々が続きました。
そんな折、うちのショップカードのイラストを描いてもらえないだろうかという熱い気持ちが
ふつふつと沸き上がり爆発し、どうしても描いてもらいたい、我慢できんと、意を決して
田口さん(おたぐちさん)に告白ならぬメールをさせていただいたのでした。だめもとで!
田口さんはすぐにお返事をくれて、いいですよう!と快く言ってくれて、ショップカードが
出来たのでした。
(あいだ、はしょりすぎですが)お返事をいただいた時も、ショップカードが出来た時も
つくっている時も、とても嬉しかったことを覚えています。
嬉しくて嬉しくて、小躍りしました。部屋の中で。へへ。
タユタフのショップカードは普段の田口さんの絵に比べると少し大人な雰囲気に仕上げていただ
きました。そんなところもまた気に入っています。
奇跡めいたことを感じずにはいられない数々の出来事や、出会いがあっての今。
わたしはおたぐちさんの絵を見ている時、とてもしあわせな気持ちになるので、
みなさんにも観ていただけたら嬉しいです。
かるく二度見してもらえるような、不器用だけど愛のある
田口美早紀 個展『宙ふとん』開催します。
2012年 11月3日(土)ー11日(日)at moji
週刊ロバビル・10月23日号
- 週刊ロバビル(毎週火曜更新)
- 2012.10.23 Tuesday
himaar HP http://himaar.com/
ロバビルから、こんにちは。
スポーツの秋まっさかりですね。
みなさん、何かスポーツやってますか?
私たちは、革小物製作にしろ店にしろ一日室内にこもっていることが多く、肩凝りも腰痛も
ひどいので、ヨガでもやって体をほぐしたいなあ、と思っていました。
しかし、店の営業を終えてから通えるところがなかなかなく、定休日は定休日でやることが
いろいろとあり……
「誰か、ここに教えに来てくれる人おらんかねえ」と地元の友人につぶやいてみたら、
「おるよ」と。
言ってみるもんだ!
紹介してもらった人は、元バスケットボール選手で、引退後さまざまな資格を取り、
この春から独立して活動を始めたばかりの、さっぱりとした気持ちのいいスポーツ・ウーマン。
ジムでの指導のほか、介護予防運動の指導もされているとのこと。
ヨガだけじゃなく、ピラティスも指導できます、おすすめですよ、と言われたのでやってみる
ことに。
そして、私たち二人だけで習うのはもったいないし、ほかにもやりたい人がいるかも
しれないし、できれば店でワークショップに、と考えました。
ワークショップにするなら、ウチの店のこの空間で、ヨガやピラティスができるものなのか
どうなのか、まずは確かめておきたい。
喫茶スペースの床はフローリングだけど、ふだんは土足だし。
こういうレッスンは空間の気持ちよさも大事だと思うので、果たしてここでやって気持ち
いいのだろうか、とか。
参加者は何人ぐらいがちょうどいいんだろうか、とか。
レッスンのあとは何か飲みたくなるんだろうか(店として参加者に水以外のドリンクを
出したほうがいいんだろうか)、とか。
そもそもヨガもピラティスもやったことがないので、どちらがどうなのか、ということも。
そこで、まずは身内や友人に声をかけて、「お試しヨガ教室」と「お試しピラティス教室」を
やってみることに。
この場合の「お試し」は、参加者みんなヨガ&ピラティス初体験という意味での「お試し」も
ありますが……
どちらかというと、ここでできるかどうかという、店にとっての「お試し」のほうが大きい
ですね。
で、参加してくれたみなさんのご協力のもと、気になっていたことを確かめることができ、
「気持ちよかった」「またやりたい」という声も聞くことができたので……
11月から「月1ピラティス」「月1ヨガ」という教室として、毎月開催していくことに決め
ました。
12月にやることになった「ものづくりワークショップ第1弾」
(静岡手創り市にも出展されている山口・下松の「版画工房みのむし」さん
によるペーパースクリーン版画教室です。この話はまた今度!)
に続き決定した、「からだづくりワークショップ」です。
私たち二人も、もちろん参加します。
店の者ではありますが、自分たち自身がやることを前提に決めたワークショップですからね。
初めてやったヨガとピラティスは、自分自身の身体の硬さに笑いを堪えるのがなにより
たいへんでしたが……、背筋は伸びた気がします!
これからどんどん、心身ともにすっきり、しゃっきり、しなやかにやわらか〜くなって、
久しぶりに会ったら見違えてしまうかも!?
はてさて、乞うご期待!
来週は、久しぶりのイベント出展のため、連載を休ませてもらいます。
また、再来週に。
ロバビルからでした。
くらしにエッセイ:これくらいの お弁当箱に
- くらしにエッセイ(連載終了)
- 2012.10.21 Sunday
誰かにとっては毎日作って食べるもの、日常。
また、誰かにとっては特別な日に食べられて、楽しみなもの。
それがお弁当。
給食を食べていた幼稚園生から中学生までのお弁当持参の日は、イベントごとが多かった。
運動会や遠足、ちょっといつもとは違う時間割のとき。野外で食べたり、教室で食べたり、
場所は関係なくお弁当の時間はわくわくした。童謡にお弁当の歌があるのも頷ける。
給食はいつもクラス内で分かれている班で食べなくてはいけなかったけれど、お弁当は誰と
でも自由にお昼の時間を過ごせたという記憶がある。いつも休み時間に過ごすのとはまた
違って、とても嬉しかった。大人である先生も、お弁当は特別な日ととらえていたと思うと、
なんだか微笑ましい。
友達のお弁当を覗くのも面白かった。あるとき、ロールパンにハムやチーズ、野菜を挟んだ
サンドウィッチを持ってきた友達がいた。お母さんが寝坊したという理由だったようだが、
いつものり弁のモノクロ弁当が定番だった私には、それがとてもおしゃれに見えて羨ましかった
のを覚えている。
私のお弁当生活は、高校生から社会人となった今現在まで続いている。8年ほど母が作っている
お弁当をお昼に食べることが日常化されている。
お弁当のおかずは、前日の夕飯の残りものだったり、買ったお惣菜だったりするが、特に不満
もなかった。だけど、時々、非日常を楽しみたくてパンなどを買うこともある。いつもお弁当
を作ってもらっている立場なのに、「明日はパンを買うね」と言うのは少し申し訳なさを
感じていた。
2週間前、私は生まれて初めて自分のお弁当を作った。
姉に子どもが生まれ、母が姉夫婦の家で寝泊りをしながら家事を手伝うことになり、自分の
ことは自分でやらなければならなくなった。
夕飯はかろうじて作りに来てくれるものの、お弁当は自分でどうにかしなければならなかった。
今まで実家で暮らしてきた私は、家事など全くしてこなかったので、料理のレパートリーなど
無い。だけど、1ヶ月近くもお昼ごはんを買って済ますのは味気ない。それに母に30年近く
お弁当を作ってもらっていた父がいる。娘がいるのにお弁当も作ってもらえないなんて、
ちょっと自分でもどうかと思った。
そうして、お弁当作りが始まった。
図書館で借りたお弁当作りの本に、作れそうなおかずをポストイットする。炒めるだけ、
和えるだけ、焼くだけ…。調味料も自分が使いこなせそうなものだけ。
最初、母は料理を全くしてこなかった私を信用しておらず、父の分のお弁当は作らなくても
いいと言った。私も自信がなくて、自分の分だけを作ってみた。鮭を味噌で和えて焼いたり、
トースターで小さなグラタン風を作ったり、彩りを考えてプチトマトも添えた。
「今日は自分で作ったお弁当がある」と思うと、お昼ご飯が待ち遠しく、すこしどきどきした。
初めて作ったお弁当は、おかずの味が少し濃すぎたけれど、それでも上出来だったと思う。
母にお弁当の写真を送ったら、こんなに作れるものなのかと心底驚いていた。自信がついたので
父の分と2人分を毎日作っている。
「15分で出来る」と本に書いてあるのにどう頑張っても40分は掛かるから、そのおかげで
いつも電車に駆け込み乗車をして、朝からくたびれる。早起きするのだって辛い。
だけど、お弁当箱に彩りよく詰められたときの嬉しさ、お昼の時間にお弁当箱を開けるときの
少しどきどきする気持ち。そしてなにより、自分で頑張って作ったものだから大事に食べて、
明日も頑張って作ろうと思える。
私のお弁当はいつもの毎日を非日常にしている。
それはまるで童謡を歌っていたときのように。
※「くらしにエッセイ」は11月11日に開催される
「くらしのこと市」サイトからの転載となります。
手創り市
拝啓_かしこ (10月20日)
- 拝啓_かしこ(隔週土曜更新)
- 2012.10.20 Saturday
皆それぞれの思いをもって作家活動をしていて、
嬉しいこと苦々しいこともあったりする。(ようだ)
でもまあそんな人達を見ていると応援したくなるのがほんとの事。
応援にも色々あるけれども、人ひとりが世間に立ち向かう様子は
真剣故に時として滑稽でもある。(決して馬鹿にはしてませんよ)
人、生きるのに少しくらい滑稽でないとユーモアもなくてやになります。
と、彼女のブログを見ていて思いました。 名倉
※「拝啓_かしこ」は隔週土曜日の更新となります。
手創り市
たゆたう日記 10月19日
- たゆたう日記(毎週金曜更新)
- 2012.10.19 Friday
もうすっかり秋、を通り越してまるで冬のように寒いので、ニット、
今日は厚手のニットをとうとう引っ張り出してきてシャツの上に羽織りました。
そろそろストーヴも出さないとな…。あ、毛玉が。金木犀のいいにおいがあちこちで。
今週末、21日(日)は長野県松本市にあります「10センチ」のノミの市に出店いたします。
ご存知の方は多いと思うのですが、「10センチ」は木工デザイナー三谷龍二さんのお店で、
ノミの市はその横の広場で開催されます。
全国から古物を扱う個性的な方々が集まります。
また他にも、オオヤコーヒさん、美味しいカレーの屋台もあるのでとても楽しみです。
晴れるといいなぁ、晴れるのだろうな。
さて、2回目の開催となる10センチノミの市、なにを持っていこうか、ずっと頭の中で
ぐるぐるしています。
前回は全く見栄えのしない細細としたものを持って行き、大失敗。
骨董市にはよく行くのだけれど、お客として見るのと出店するのとではまるっきりこうも違う
のだねと、その難しさ、出店していらっしゃる方の凄さをはっきりと思い知ったのでした。
簡単ではない!
まずは並べ方。東京や関西にしか行ったことがないけれど、骨董市に出店されている方は皆さん
とにかくかっこいいです。そのまま絵になりそうなほどで、見るのも幸せ。商品も魅力的だ。
あれは熟練の技なのだろうか、言い訳に聞こえるかもしれないけれど、いや、はっきりと言い訳
ですけど、わたしは骨董市(蚤の市)への出店経験が今までほとんどないのです、なので前回
やってみてほんとうに難しかったと感じたところです。
結局焦って、てきとうに並べてしまって、消えたかったな。穴があったら入りたかった。
店で並べるのとは全然ちがう。でもこれはやってみないとわからない。よい経験でした。
そしてもちろん商品選び。規模、客層、土地などの色んな要素をふまえて、
ふまえつつも自分の個性も出さなくてはならないし(というか出したい)、売りたいし、
などなど、とにかくまだまだ勉強不足、経験不足。
もっともっと学ばなくてはなぁと思っています。商品の大きさも重要でした。
さあ、もうあと2日。悩んでいる暇もないし、やるしかない。
商品もいいんだかどうなんだかもうわからなくなってきたけどとにかく楽しくがんばります。
シュミレーションしなくちゃな。
出店者のみなさんとお会いできるのも楽しみだし、前回、松本に向う峠道では
野生のカモシカも見れたし、今回もまた面白いことがありますように。
お時間ありましたらどうぞ遊びにいらしてください。
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