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  • 2014.02.15 Saturday

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拝啓_かしこ・12月29日







今年最後の拝啓_かしこ。
ご覧頂き有り難う御座いました。
また来年も「拝啓_かしこ」を宜しくお願い致します!!


※拝啓_かしこは隔週土曜日の更新となります。










たゆたう日記 (12月28日)



そんなわけでみなさま2012年7月から始まりましたこの連載を読んでくださって、

心底ありがとうございました。大変にお世話になりました。

来年もお時間ありましたらまたぜひ読んでいただけると嬉しいです。

結局、自意識日記のまま半年ほど終わってしまいましたがそれはそれ、

わたしはわたし、来年も引き続きなにかしら書くつもり。いいのかな。

来年はしっかり「もの」についてや「金継ぎ」のことなども書けたらいいなと思っています。

(今年も思ってはいたんだよ)


そして今年このような機会を与えてくださった手創り市さん、どうもありがとうございました。

おかげでわたしの中のなにかがガラリと変わった気がします。

ごちゃごちゃとくっついていたものが剥がれ落ちたというべきか、削ぎ落とされた。

素敵なターニングポイントとなりました。

とても楽しく、実りある一年&日々でした。

貴重な経験をさせていただき、感謝しております、深く、深く。




(金継ぎ)


さて今年も残すところあと四日!ですけれども、やあやあ、みなさまいかがお過ごしですか。

年の瀬のこのザワザワ感、気忙しい空気になぜだか毎年胸踊るわたくしですけど、

特に変わったことが起こるということもなく大晦日は映画を見、

みかんを食べ、本を読み、時々眠り、お腹すいたな、さっき食べたな、などを繰り返して

そんで淡々と新年を迎えるのだったな。

だけど今年はまだ何か、めくるめくよな良い事が起こりそうな予感がして、予感がして、

ワクワクしているんだけどどうだろう。



来年もみなさまにとってよい年でありますように。



たゆたう日記をご覧の皆さま、本連載をいつもご覧頂き誠に有り難う御座います。

そして、ふくしまさん。

突然の申し出にも関わらず連載の話を受けて下さって有り難う御座いました。

2013年もどうぞ宜しくお願い致します!! 名倉


※たゆたう日記は毎週金曜日更新となります。


 





週刊ロバビル・12月25日号


himaar HP  http://himaar.com/



ロバビルから、メリークリスマス!

まさに本日どんぴしゃり!


みなさん、クリスマスをいかがお過ごしでしょうか?

ケーキ、食べましたか?

プレゼント、あげましたか?


仏教徒だし、とか、どーせひとりだし、とか……

まあまあ、ひねくれていないで。


私たちはプレゼントをあげることがけっこう好きです(もらうのも嫌いじゃないですけど)。

プレゼント選びは、“自分たちがあげたいもの”と“その人が喜ぶであろうもの”とのせめぎ合い

がたのしい。

たまに“自分たちがあげたいもの”のほうが勝ちすぎて、「これ、どこで買ったん?今度は

プレゼント買うところにオレも行きたい」と言われたりもします、甥っ子に……。

つまりは、私たちの選んだものが気に入らなかったので、今度はオレの欲しいものを自分で

選びたい、という意味です。

……が、やなこった!そんなこと絶対にしないよー!次も私たちが選んだものをあげちゃう

よー!だってプレゼント選ぶの好きなんだもん。


店でお客さんがプレゼント選びで悩まれていて、どなたへのプレゼントですか?と話しながら

一緒に悩むのもたのしい。

しかも、それは自分たちが好きな作家さんの作品の中からお客さんが選んでいるわけですから、

「これにします!」とお客さんが決めたら、「わー!○○さんの作品がプレゼントに選ばれた

よー!もらった人も喜んでくれますように!」とわくわくどきどきするので、さらにたのしい。

できることなら、そのプレゼントが贈られる場をこっそり見たい気持ちです。


プレゼントは、欲しくないものや好みに合わないものをもらったり、そういう経験があるせい

で選ぶのも難しいとかセンスがないからと面倒に感じてしまったり、賛否両論いろいろな

ご意見があるかと思いますが、クリスマスに野暮な議論はひとまず置いといて。


プレゼントを手に、あっちにもこっちにもたくさんの笑顔があることを祈りつつ……

よいクリスマスを!そして、よいお年を!


それでは、また来年!

ロバビルからでした。


写真は、今年準備したクリスマスプレゼント。今回も“自分たちがあげたいもの”のほうが

かなり勝ってしまったのですが(苦笑)、甥っ子の反応やいかに?

ちなみに、べつの甥っ子&姪っ子宅では、

「ねえ、おかあさん、サンタっていないの?(小5妹)」

「おい、空気読めないこと言うなよー(中1兄)」

という会話が今年ついに(!?)出たそうです。




※週刊ロバビルは毎週火曜日更新となります。

 次回1月1日の更新を是非ともご覧下さい。



手創り市

http://www.tezukuriichi.com

info@tezukuriichi.com


 





たゆたう日記 (12月21日)



覚悟のはなし。

ここ最近です、覚悟がやってきたのは。

覚悟っていう名の野良猫じゃないですよ、でも例えばそんな

野良猫と道でばったり出会っちゃうよな感覚で、

「お腹すいてるの?じゃあ家来る?」みたいなノリで、

覚悟は突然、わたしのところにやってきたのだ。


覚悟というのは辞書で調べてみたら

困難なことを予想して、それを受け止める心構えをすること、迷いを脱っし、

真理を得ること、などと書かれてあって、ほうほう。そうねそうね。


覚悟がやってきてからは毎日が楽しい。(猫じゃないですよ)

こんなに楽しいのならなんでもっと早く、、とも思ったけどきっと今が

そういうタイミイングだったのだろう。いちばんベストなタイミングで

出会いや物事はやってくるのだというし。

不思議だけれどもじぶんで決めようって思って、というよりはほんとうに、

(お店を始める時の覚悟とは違うタイプの)覚悟がある日ふらっとやって来て、

わたしの目の前にぬうと立ち、「やれよ」「やります」「できろ」「できます」

というようなやりとりがあったようななかったような、いや、あった。

そしてわたしはそれを自然に受け入れた、という感じです。

それまでは恐ろしくて恐ろしくて覚悟なんて出来なかったのにさ。なんなの。

今までずっとぐにゃぐにゃ考えてきたことに、

一本の道というか光のようなものが見えてきて、受け止められたのだ。


わたし、お店を始めて5年目にして今やっと

これからもこの仕事をやっていこう!と思ったのです。(恥ずかしい!)

さっき違うタイプの覚悟と言ったのはそうゆうことで、

「続ける」ってことも覚悟なのですね。

それと、骨董、古美術の世界にもう少し幅を広げていこう、いきたいと思っています。

そう思えたことに理由は色々あるのだけど、最近とくに

わたしが自分の目で選んだもの、これ売れそうだからと並べたものではなく

本当に自分が気に入ったものを、よいと選んだものを

たくさんの方に気に入っていただけるようになってきたこと、

また、それを選んでいただけるようになったこと、むしろそっちを選んで

もらえることのほうが多くなってきてこれって本当すごいことで、嬉しい事です、

自分に正直でいいんだなって、自信もっていいんだって

やっと思えたというか後押ししてもらえたというか。ありがたいことで、

ありがとうございます。


それと、最近は自分よりずっと年長の同業の先輩方とも知り合うことができ、

色々お話させてもらったり教えていただいたりしているのですが

これが今、最ッ高に面白い。

みんな骨董のことしか考えてない。(いや色々あるとは思うけど)

今まで骨董の話とか出来る友達とかいなかったから、なんでも聞いたり相談できる

人たちが近くにいるというのはとても心強いしちょう楽しい。

しかもみなさん大人ですげい紳士だったりするのだし、魅力的だ。

ご夫婦でご商売を続けてる方もいるし、見てるとみんなパワフルで楽しそう。

いい人たちばかりで人としても見習うところが多くて勉強になります。

なんだかこれならこの先も(この世界を)やっていっても大丈夫だなって思えるような、

そしてずっとこれからも長く、師であり友でもあるよな方々と出会えたことが、

わたしの覚悟を連れてきてくれたのだと思います。

たぶん間違ってない。

今年は色んなことが本当にたくさんあったけど、今すげい楽しいから

きっとこのままで大丈夫って思うのだ。


花鳥飾壷(粉彩/中国)





※たゆたう日記は毎週金曜の更新となります。


手創り市

http://www.tezukuriichi.com

https://twitter.com/kishimojinotori







週刊ロバビル・12月18日号


himaar HP  http://himaar.com/



ロバビルから、こんにちは。


この12月15日で、店をオープンしてからちょうど半年が過ぎました。

実感としては、すごくいろいろなことをやってきて「まだ半年か!」という思いと、まだまだ

やりたくてできていないことがたくさんあるので「もう半年か!」という思い。

どっちにしても、あっという間の、のんびりしているようで激動の、そんな半年でした。


なじみのお客さんも増えてきて、ありがたいことです。

儲かっているのかどうかは正直わかりませんが、何度も言うように儲けたいだけならこんな店や

ものづくりなどやっていないし、毎日食べていけて定期的に仕入れもできているので、ってこと

はお金がまわってるってことだから、それで良し。


まあ、たかが半年、ですので、店をやることについてどうこうお話できる時期ではありません

し、数字的(?)に“半年”という区切りがいいだけで実際には何の区切りもあるわけではない

ので、この話はここまで。


先週、ライブを2つ観てきました。

1週間のうちに2日もライブハウスに通うのは学生のとき以来かも。

1つは広島へ、ソウル・フラワー・ユニオンを観に。

もう1つはウチから徒歩3分のライブハウス・岩国ロックカントリーへ、遠藤ミチロウさんを

観に。


遠藤ミチロウさん(以下、敬意を込めて敬称略)は、1980年代にザ・スターリンというバンド

で、豚の臓物を投げたり全裸になったりと随分スキャンダラスなステージで名を馳せた、

日本のパンクのアイコンでした。

当時高校生だった夫のヒーローで、バンドは解散してソロでアコースティックでも、

30年近くたった今もやっぱり夫のヒーローなのです。

東北訛りで訥々と故郷の福島の現状を語る姿と「俺の言葉はただのSEX!」と叫ぶ姿に矛盾する

ところはなく(矛盾しててもいいけど)、還暦を迎えてもミチロウはやっぱりミチロウ。

すげー人だ、ほんと。


たった一人でギター1本抱えて、全国の小さな町から町へと移動し、小さなライブハウスで

歌い、打ち上げに出て、ホテルで寝て起きて、また次の町へ……その毎日を思うと胸が詰まる。

岩国のライブハウスに来てくれるぐらいだから、その活動がどれだけ地道かがわかりますが、

なんでミチロウがそんな地道なことをやらなきゃいけないのか、ってことなんです。

ミチロウは、NPO法人「プロジェクトFUKUSHIMA!」(http://www.pj-fukushima.jp/)の

代表の一人として福島を支援する活動を続けています。

夕べのライブハウスにいたのは数十人ほどだけど、ミチロウが語ってくれた報道されない

福島のこと、ミチロウの思い、その数十人には確実に伝わったと思う。


高校生もたくさんいました。

ありえないくらい嬉しそうだったな、ミチロウと一緒にステージに立った地元バンドの子たち。

ライブを観ながら夫もときおり高校生に戻っていたようですが、私たちはもう高校生じゃ

ありません。

ステージに立つミチロウを見て、ステージを見つめる若い子たちを見ていたら、無性に

「しっかりしようぜ、私たちの世代ー!」と思いました。


それでは、また来週。

ロバビルからでした。


写真上:6ヶ月間苦楽を共にしてきたコーヒーミル(FUJI ROYAL R-440 )。

    この真っ青は珍しい(と思う)。


写真下:無料配布しているVote! and Act! 缶バッヂ。選挙は終わっていますが、投票したら

    終わりじゃなくて「行動しよう!」の方こそ本当に我々がするべきことだと思って

    いるので、引き続き配布中です。





※週刊ロバビルは毎週火曜日更新となります。



手創り市

http://www.tezukuriichi.com

info@tezukuriichi.com